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16 junio

ブログのツボ。6、「文才が無いから」で逃げない文章

美しい文章とか、読む人に感動を与える文章を書きたい人。すみません他をあたってください。
抽象的で難解で頭がよく見えるような文章を書きたい人。はい、ここに来ること自体が間違ってます。というか、読む人が理解しにくい文章はそもそも下手な文章です。専門分野の本は別として、多くの人が対象になる場合は理解しやすい文章であることが一番大切。
「簡潔で読みやすい。それでいて書き手の考えが伝わる文章」これが良い文章だと思います。

 

ブログ以前の時代から、ネット上の掲示板で良く見る言葉「私には文才がないから」。どちらかというと照れや謙遜の意味でこれを言う人が多いでしょう。しかし筋の通らない内容を書き散らかし、それに対する反論に弁明のつもりでこのセリフを使うとしたら、それは正直なとろことても格好悪いと思います。


多くの場合「文章が下手だなぁ」と思えるのは、実はその人の考えがまとまっていないからです。あるいは誰かの考えを自分なりに消化しないうちに書いているのが原因です。これについては最後の文章の繋げ方で述べます。

 

さてちょっと話が脱線します。

私は社会人になってからデザイン学校に1年間通っていた経験があります。入学の際講師の人に、デザインに才能は必要なのでしょうかとおそるおそる聞くと、「世界や日本で一流と称されるデザイナーを目指すのならともかく、仕事としてこなすのであれば特殊な才能など必要ありません」との返事が。
実際、その後1年間学んでみて分かったのは、美術的なデッサンや立体造形をやるうえで1番必要なのは「対象物をしっかり観察すること」であり、色遣いについてまず必要なのはセンスではなく色彩に関する知識(色相、彩度、明度。色彩心理など)でした。


絵を描くことや文章を書くことに話が及ぶと「私には才能うんぬん」を言い出す人が多いです。たしかに才能というのはあると思いますが、それは芸術や小説などのレベルになった時の話。小説家になるのならともかく、新聞や雑誌の記事を書くのならば訓練で書けるようになります。

 

と、私の知り合いの新聞記者さんやスポーツ誌記者さんが言ってました先生!

私はそれを信じてやってきました先生!

 

おっと、取り乱してしまいました。文章の書き方についてより深く勉強したい人は、書店や図書館でそのジャンルの本を読んでいただくとして、ここでは取りかかりの部分のみにします。


【良い文章は分かりやすい文章】

 

さて、良い文章が分かりやすい文章とするならば、悪い文章とはわかりにくい文章です。たとえば、

 

私の町にはサザエさんという陽気で明るく愉快な人がいるのだけれど、今朝そのサザエさんが裸足で道を走っていくのを見て私はとても驚いたのだけれど、どうして裸足で走っているのかというとそれは猫がお魚をくわえて逃げてしまったかららしい。

 

これはとても読みにくく、しかも何を伝えたいのかがわかりにくい文章です。実際の会話ならばこのまましゃべっても違和感が無いのですが、文章にするとまるで駄目。ではどうするか。

 

まず思いついたことを単文で書いてみます。

・今朝サザエさんが走っていた。
・サザエさんは裸足。
・私は驚いた。
・サザエさんは私の町に住んでいる。
・サザエさんは陽気で明るい性格。
・どら猫が逃げている。
・サザエさんはどら猫を追っかけている。
・どら猫は魚をくわえている。

 

これをストーリーを作るつもりで並べ替えます。文章は短い方が分かりやすいですから、なくても意味は通じると思う部分はバッサリとカットしていきます。さて私ならどうしましょうか…、たとえば事実を淡々と書くのなら

 

・サザエさんは私の町に住んでいる。・今朝サザエさんが走っていた。・サザエさんは裸足。・どら猫は魚をくわえている。・どら猫が逃げている。・サザエさんはどら猫を追っかけている。

 

これを繋げていきます。繋げる方法は後で書きます。

 

「サザエさんは私の町に住んでいる。今朝彼女が裸足で走っていた。どら猫が魚をくわえて逃げている。サザエさんはどら猫を追っかけていた」


もうちょっと整理したほうが良さそうです。しつこいですが文章は短い方が分かりやすいです。なくてもいいかな?と思えるところはどんどんカットします。


「私の町に住むサザエさんが裸足で走っていた。彼女は魚をくわえたどら猫を追っかけていた」


味気ない文章ですが、意味が通じるだけならこれで十分でしょう。ただしこれではあまりに素っ気ないので、もうちょっと演出してみましょう。たとえばこのように並べ替えます。

 

・サザエさんは私の町に住んでいる。・サザエさんが走っている。・どら猫が逃げている。・サザエさんはどら猫を追っかけている。・どら猫は魚をくわえている。・サザエさんは裸足。・私は驚いた。・サザエさんは陽気で明るい。

 

パソコンを利用して文章を書くと、コピーペーストでこのような並べ替えが簡単にできます。この機能を使わないのはもったいないですよ。そしてこれを繋げていきます。繋げる方法は後で書きます。

 

「私の町にサザエさんが住んでいる。今朝彼女が魚をくわえたどら猫を追っかけて走っていくのを見て驚いた。なんと裸足だったのである。彼女は陽気で明るい人なのだ」

 

と、こんな感じです。



【単文を繋げるには】

文章で一番重要なのは、書き手の言いたいことが伝わっているかどうかです。何を言いたいのか分からない文章というのは読んでいて疲れるし面白くない。何を書きたいのか、考えはまとまってますか?
文章が意味不明なのは文才が無いのではなく、そもそも何を書きたいのか本人自身がはっきりしていないのが原因なのです。書きたいテーマが明白ならば、あとはそんなに難しいことではありません

たとえば裸足で走っていくサザエさんを見て「驚いた」ということを書きたいのであれば、まず先に

 

私は   驚いた。

 

と書いてしまいます。そしてこの中に状況を挟んでいきます。なにを見て驚いたのでしょう? それは「サザエさんを見て」です。

私は
サザエさんを見て
驚いた

では、なぜサザエさんを見て驚いたのかというと「裸足で走っていたから」です

私は
裸足で走っていく
サザエさんを見て
驚いた

ではなぜサザエさんは裸足で走っているかというと「どら猫を追いかけて」いたからです。

私は
どら猫を追いかけて
裸足で走っていく
サザエさんを見て
驚いた

なぜどら猫を追っかけているかというと「魚をくわえて逃げている」からです。

私は
魚をくわえた
どら猫を追いかけて
裸足で走っていく
サザエさんを見て
驚いた

これで完成です。パソコンだと文章を挿入することも削除することも並び替えも簡単ですね。携帯電話から更新している人はちょっと無理かもしれませんが。

 

もしも、「サザエさんは愉快で明るい人だ」ということを書きたいのならば先に

 

サザエさんは   愉快で明るい人だ。

 

と書いてしまい、その中に状況を挟み込みます。

サザエさんは
魚をくわえた
どら猫を追いかけて
裸足で走るような
愉快で明るい人だ


【繋げるのもほどほどに】

ただし、この調子でどんどんと


私は
魚をくわえた
どら猫を追いかけて
裸足で走っていく
サザエさんを見て
驚いた

 


私は
磯野家朝食の
魚をくわえて逃げていく
どら猫を追いかけて
裸足で走っていく
サザエさんを見て
驚いた

 

私は
磯野家朝食の
魚をくわえて逃げていく
どら猫を追いかけて
商店街を
裸足で走っていく
サザエさんを見て
驚いた

 

このように状況説明を長くしていくと一番大切な「私は」「驚いた」の二つの言葉がどんどんと離れてしまいます。離れた結果、読み手にはなにが言いたいのかがわかりにくい文章になっています
書きたいのは「私は驚いた」ことですから、「私は」と「驚いた」は重要なカップルです。相思相愛熱烈ひゅーひゅーのカップルなのです。つまり今回の事から分かるのは、人の恋路を邪魔するのはほどほどにしましょうという教訓なんです。(ちげーよ)

 

状況説明は5段階くらいで止め、さらに続けたい場合は文を改めたほうが良いかと思います。このように。

「今朝私は裸足で走っていくサザエさんを見て驚いた。
彼女は、磯野家朝食の魚をくわえて逃げていくどら猫を追いかけていたのだ」

 



【テーマ】
1、ブログを書くことでどんなメリットがあったか。
2、ブログ開設の注意と、ちょっとの脅し。
3、さてどんなブログを作ろうか。
4、楽しんでもらえるブログ作りのコツ。
(1)「楽しくない」とはつまりどういうことか。
(2)読み手を意識しよう。
(3)マスコミになったつもりにならない。
(4)読みやすいことを第一に。
(5)テーマを絞る。その一。
(6)テーマを絞る。その二。
(7)主観で書いちゃう。
(8)投稿ボタンを押す前に。
5、コメントなどの反応にあまり振り回されない。
6、「文才が無いから」で逃げない文章

ブログのツボ。前書き。

ブログというのは個人の情報発信道具なので、法律違反や道徳的にいかがなものかと思われるような内容でなければ、基本は何をどう書こうとも自由です。
が、単に自分の書きたいことを書き散らかすだけならば、自分のパソコンの中だけでワープロか何かを使って書いていればよいだけ。それをわざわざブログという形で世界に公開しているのですから、書いた記事を読者に喜んでもらいたいなと思うのは当然だと思います。というか、ブロガーにはそう思って欲しい。ぜひ。
 
この「サポサポのブログ」は、2005年からアルビレックス新潟のユニフォーム背中スポンサーになったMSNが、アルビサポーターのためのインターネット教室を開催。講習の中では扱いきれない内容を補うためにこのブログは立ち上げられました。私はアルビのスタッフでもMSNのスタッフでもなく、アルビファンブログを立ち上げているいちサポーターとしてお手伝いさせていただいています。
 
世にあるほとんど全てのインターネット教室がそうであるように、アルビサポーターのMSNインターネット講習も基本的には「設定の仕方」「更新のやり方」の手引きです。自動車で言えばクルマの運転方法を教えているわけですが、インターネット講習では時間の関係でそれ以上のことはできません。つまり意地悪なことを言わせていただくと、自動車の運転方法は教えるけれど、道路交通法や運転のマナー、さらには自動車を使ってどんなことができるかと言うことについて触れないまま、インターネットの世界に放り出しているようなものです。
 
メールやブログの設定はいわばハードウェアの部分です。先ほどのクルマの例でいうならば、運転方法は覚えた。ぴかぴかのクルマも手に入れた。でもそれだけでいいのでしょうか。クルマの運転そのものを楽しむ人ももちろんいますが、一般的には「クルマを使ってなにをするか」こそが大切なのではないでしょうか。たとえば、若い男の子がぴかぴかのクルマを手に入れても、助手席に乗る女の子がいなかったら意味ないじゃーん。と、私は思うのです。  ・・・え?たとえが変?
 
私は「ブログを使ってどういうことができるか」「ブログはどうやって更新していけば楽しんでもらえるか」そんなソフトウェア的な話をしてほしいと依頼されました。もちろんこの部分については「正解」というものはありません。ありませんけれど、私がブログを運営してきたことで体験してきたことや考えたことなど、そんな話をせていただくことにしました。J1リーグがワールドカップで中断していることもあり、MSN講習では時間が無くてできない話も含めて、このJ1中断期を使ってまとめてみようと思います。
 
【テーマ】
1、ブログを書くことでどんなメリットがあったか。
2、ブログ開設の注意と、ちょっとの脅し。
3、さてどんなブログを作ろうか。
4、楽しんでもらえるブログ作りのコツ。
(1)「楽しくない」とはつまりどういうことか。
(2)読み手を意識しよう。
(3)マスコミになったつもりにならない。
(4)読みやすいことを第一に。
(5)テーマを絞る。その一。
(6)テーマを絞る。その二。
(7)主観で書いちゃう。
(8)投稿ボタンを押す前に。
5、コメントなどの反応にあまり振り回されない。
6、「文才が無いから」で逃げない文章